漢方薬を煎じて飲んでいるお客様がいらっしゃったよ。
そのレシピ(写真)見せてもらったんだ、どんな漢方薬なのか。
スゴイ!
いろんな種類がミックスされているんだね。
(写真を撮らせてもらったからトリミングして掲載するね。
もちろんお客様に了解を得たよ)
お客様はこう説明してくれたんだ。再現するね。
「桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)の処方だよ舞ちゃん。
ほら、俺、汗っかきでしょう。疲れているときでも汗をかく。
それで汗と一緒に“気”も出て行っちゃうんだよ。
だから、汗を止めると同時に気を出せるような体力にするための
生薬が入っているらしいんだ」
へ~~~~。
「漢方薬って取っつきにくいでしょう。
でも、病院で診察を受けて、処方してもらうと
すごく自分の体にあった薬になるんだよ。
漢方では診察がすごく大切なんだよ」
ふ~~~ん。
「でも即効性はないから、づっと飲み続けることが大切なんだ。
気力、体力も回復してきたから、久しぶりにタンポポに来たんだよ。
ほら、タンポポ珈琲を思い出して」
わあああああああああああ、ありがとうございます。
そのお客様は、開店当初によくいらしてくださっていたんですが、
しばらくお見えになりませんでした。
体調を崩されて、ずっと悩んでいたんだって。
それで、漢方医のいる病院に行かれたそうです。
そして、いまはこの漢方薬が手放せないんだって。
「でも、生活習慣も一緒に改善しなきゃ、意味がないんだよ。
だから、毎日最低でも30分は筋トレやストレッチを続けてるんだ。
ね、筋肉がついたでしょう?」
というお客様の肩や背中には、確かに以前にも増した筋肉が!
すごいね。努力をしているんだね。
「体質改善をしながらこれを飲むと力が出るんだよ。
体の中から改善されたことが実感できるんだ」
そうなんだ。
私たちのアロマセラピーの目指すところと同じなんだね。
体の中からの改善を目指す…。
私たちは精油の効果+ツボを刺激することで、
その「凝り」をほぐすことに主眼を置くけど、
その理論は漢方の世界で考える「経絡や経穴」(けいらくやけいけつ)
を取り入れているんだ。
余談だけど、
このツボ(経穴)の場所はWHOで2006年の国際的に標準化されているんだよ。
日中韓でその解釈に微妙の違いがあったからなんだって。
それで話し合いが行われて標準化したんだって。
結局、WHOの定義では全身のツボの数は361個になってるんだ。
(ツボの世界では、日中韓、仲がいいんだよ)
話を戻すね。
つまり、マッサージって、体の外を刺激しているんじゃなくて、
体の中を刺激しているの。気が通りやすくなるように…。
精油は西洋の知恵だけど、東洋の知恵をブレンドすることで、
それが可能になるって、私たちは考えているんだ。
本日のお客様は、お顔が疲れているということで、
フェイスマッサージも追加オーダーしてくださいました。
「タンポポでフェイスマッサージすると、
顔がスッキリして、疲れがさ~っと取れるね」だって。
(≧∀≦)うれしい♪
また、いらしてくださいね。私たちも、もっともっと勉強しますから。